平成25年度登録

大沢地区(静岡市葵区)
知事顕彰 平成26年度 知事顕彰受賞
「結」のこころが今も残るホッとする邑
「結」のこころが今も残るホッとする邑

山と茶園に囲まれた小さな集落

大沢は玉川地区内にあり、安倍川の支流である西河内川上流部に位置します。全方位を霧深い山と茶畑に囲まれた、戸数23戸の小さな集落です。
清流と豊かな緑に恵まれた農山村で、お茶の生産には特に力を入れており、茶園の総面積は9ヘクタールにもおよびます。さらに、地区内のほとんどの世帯でお茶を作っており、全世帯数23戸の小さな集落にもかかわらず、13軒もの茶工場があります。


温かなおもてなし
温かなおもてなし

邑のおもてなし「縁側カフェ」

平成25年6月より始まった「縁側カフェ」は、町内全戸の協力の下に運営されています。市街地からお客を招き、交流を楽しみつつ、緑茶に親しんでもらうことができる“おもてなし”の取り組みで、季節ごとのお茶請け、自慢の柏餅、大沢で採れた新鮮野菜料理なども楽しむことができます。毎月2回の開催時には、地区の人口より多くの人が訪れます。「縁側カフェ」は大沢のお年寄りに元気を与え、地域の活性化につながっています。
開催日などの情報は大沢振興会の公式ホームページでご確認ください。


美味しいお茶は深い霧が育みます
美味しいお茶は深い霧が育みます

香り高いお茶と豊富な山の幸

大沢は香り高く味の引き締まったお茶を生み出す名産地です。朝晩の寒暖差が大きく、深い霧がよく降りるという特有の気候条件がその味を育んでいます。
毎春先にワラビ、タラの芽、沢フキ等、美味しい山菜がたくさん採れます。天ぷらよし和え物よし煮物よし。椎茸は露地栽培で春先と晩秋のみ収穫します。そのため香り豊かな椎茸本来の味が楽しめます。大沢の清水で育つ山葵の豊かな香りと辛味は絶品です。


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