平成25年度登録
- 地域名・施設名
池の谷・閑蔵(いけのや・かんぞう)
- 所在地:
- 地図
- おすすめ
- 米、茶、「川根茶茶縁喫茶」、池の谷キャンプ場、吊り橋、南アルプスあぷとライン
- アクセス
- ■公共交通機関を御利用の場合
JR金谷駅(75分)‐井川線南アルプスアプトライン 土本駅(徒歩25分)
■お車を御利用の場合
東名高速吉田IC 約95分
新東名高速島田金谷IC 約75分
川根茶最北産地の山間の桃源郷
大井川上流に注ぐ寸又川に生きづく箱庭のような集落では、お茶と人がやさしくもてなしてくれます。川の蛇行後に形成された池の谷集落と対岸の閑蔵集落は吊り橋によって結ばれています。
寸又川の蛇行切断による河道跡の上流部はキャンプ場、下流部は農地として利用されています。
映画の舞台ともなった山村景観は、心地よい緑のシャワーと、爽やかな風を五感で感じる空間です。
キャンプも鉄道もスリルも満喫
集落は全7戸で形成されていますが、全戸で農林道、簡易水道等のインフラ管理を行っています。また、池の谷キャンプ場の運営・管理も集落が行っています。キャンプ場には、約2ヘクタールのテントサイトと7棟のバンガローがあり、年間約2千人の利用者が訪れています。
池の谷の吊り橋は池の谷集落と閑蔵集落の懸け橋となっており、長さ104m、高さが13mと大井川の吊橋の中では平均的な規模ですが、通行する際の揺れ度は大きくスリル性は他の吊り橋に引けを取りません。
南アルプスあぷとラインは歯車を利用して急勾配をの坂を登る鉄道で、スイスなどの山岳鉄道で活躍しています。大井川鉄道井川線の1.4km区間には日本では唯一のアプト式鉄道が採用され、今日も力強く走っています。池の谷・閑蔵集落の最寄駅の土本駅まで徒歩20分程です。
おもてなしあふれる 高品位な川根茶
本邑は川根茶の産地としては最も北に位置しています。川根山地特有の自然の恵みを生かし、減農薬に努めた循環型農業で高品位な川根茶を生産しており、全国茶品評会では産地賞を受賞するなど、高評価を得ています。
また、平成24年からは、自園自製で日々上質な茶を作ることに情熱を注ぐ農家が、丹精込めて作った川根茶を無料でふるまう「川根茶茶縁喫茶」を実施しています。
人手不足の解消と都市農村交流を進めるため、平成12年より援農隊「ボラバイト」受入を開始し、これまで北海道から沖縄まで多くの若者が自然と人に触れ合いながら農作業に参加しました。