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平成28年度 知事顕彰邑(5邑)
- 市町
- 伊豆市
- 邑の概要
- 減農薬の特別栽培米である桂流コシヒカリはブランド化が進められ、栽培されたお米は修善寺温泉の旅館を始め、ほぼ全量が地域内で消費されている。また、地区を訪れる八十八箇所巡拝の方々に、地域女性グループが地元産物を使用した弁当を提供するなど、農地保全と農業生産、観光業の取り組みが連携して広がっている。
- 評価点
- 中山間地域の自然特性を地域住民が認識して、地産地消を目指した米づくりと販売を進めている。魅力的な地域の環境資源・農業資源・文化・歴史資源に注目して、地域振興の材料として活用していこうとする狙いは素晴らしく、過疎化が進む中山間地域の生き残りのためのモデル地区と評価できる。
- 市町
- 三島市
- 邑の概要
- 三島市の20~30代の若手農業者が「のうみんず」を結成し、箱根西麓三島野菜をPRしている。ブランド化やプロモーションを積極的に行い、三島・函南地域の農業ブランドをけん引することを目指している。農業のブランド化や他者との連携を進めている。
- 評価点
- 野菜中心に高付加価値化、ブランド化、6次産業化が進められ、若手生産者も少なくなく、放棄地も皆無に近い状況にあり、野菜中心の農業生産が基幹の「邑」として実績と発展可能性を有する。ブレない軸を設定し、戦略的にブランドづくりをすすめれば、より一層強い地域ブランドが構築できるものと思われる。
- 市町
- 静岡市
- 邑の概要
- 地域のつながりが強く、春の大川お茶祭りは、地域全体で取り組んでいる。聖一国師や茶などの地域資源を活用した多様なイベントで交流人口を増やす取組や移住者受入に力を入れる姿勢と行動力が突出している。
- 評価点
- 全縁側喫茶、お茶祭りに地区あげて継続的に取り組まれ、また移住推進活動を通じて若手・中堅(子育て世代)の移住者獲得、新東名高速開通を機にした都市交流の活発化など、コミュニティの持続性への成果が窺え、展望も見える。人口減少・高齢化が進む中で、小中学校が維持されていることは高く評価できる。
- 市町
- 牧之原市
- 邑の概要
- 目的に応じた様々な組織が地域に存在し、それぞれが行う活動をウェブやSNSでしっかりと情報発信している。地域独自のゆるキャラをつくり、まとまりのあるコミュニティを形成し、地域の農業を守り、伝えていく活動に前向きに取り組んでいる。
- 評価点
- 農業を基幹産業にするコミュニティが形成されており、豊かな農業風景、自然環境が広がり、新作物研究や直売所の賑わいなど農業地域としての発展の基盤の醸成が感じられる。まちづくり計画の策定から始まったより広範囲な活動など,地道な展開がなされ,将来的に期待ができる。
- 市町
- 浜松市中央区
- 邑の概要
- 遊休農地を解消し、散策路整備や景観花の植栽を実施するなど、自らの地域の環境美化に努めたい。という地道な活動は、地域内の住民にも浸透している。(株)知久と協働で梅狩りを行うなど地域イ ベントも開催している。
- 評価点
- 地区全体が一体となって、持続性ある農業生産に取り組むとともに、多面的かつ計画的な環境・景観整備が進められている。持続性があり活力のある「邑」として評価できる。環境再生、都市農村交流、農業の振興がバランスよく進められ、他の模範となる。