コンテンツへスキップ
平成27年度 連合奨励賞受賞邑(4邑)
- 市町
- 伊豆の国市
- 邑の概要
- 韮山金谷地区は、世界遺産に登録された「韮山反射炉」にほど近く、重要文化財の「韮山江川邸」などの歴史的地域資源の豊富な地区である。地区では、放任竹林が問題になっていたが、県の紹介などもあり、平成21年に、県外のNPO法人「日本の竹ファンクラブ」と放任竹林整備を協働で行うこととなった。
整備ででた竹を活用し、韮山江川邸に竹灯篭を灯す「竹灯篭まつり」が始まり、その後も継続実施され、平成27年には第7回が開催されて、2日間で約4000人が訪れるイベントにまで成長した。
連携することで、活動が広がり、さらに活動の意欲が高まるという効果が生まれている。
- 評価点
- 外部組織との積極的な連携による質の高い取組は、効果やスピード感も高く、他の邑への模範となる点を評価
- 市町
- 裾野市
- 邑の概要
- 富士山の麓の裾野市須山地区、富士山に向かって伸びる市道(パノラマロード)沿いに広がる約2haの農地は、8年前まで荒れた遊休地であったが、今では、春には菜の花、秋にはコスモス畑が広がる人気の富士山の景観スポットになった。
この花の栽培を行っているのが、「裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会」である。最初は少なかった会員も、現在では22の企業や団体が参加する組織となり、種まきや草刈の際には、市民ボランティアを加え100人を超える人が参加するようになった。また、5年前からは、春には「菜の花&桜まつり」、秋には「コスモス祭り」が開催されるようになり、市民にも親しまれるスポットになり、多くの人で賑わうようになった。
また、平成26年には、河津町の「河津桜」、下田市爪木崎の「水仙」に並び、未来に残したい花風景として「池坊花逍遥100選」に認定されている。
- 評価点
- 雄大な富士山の景観というアドバンテージを活かしながら、多様な人が関与できる活動にすることで広げていった点を評価
- 市町
- 藤枝市
- 邑の概要
- 平成20年より、株式会社エクノスワタナベとの協働活動により、小田野沢ビオトープの整備を進め、ふる郷の生物環境の保全に取り組んでいる。ビオトープ整備を始めて以降、毎年、ホタル観賞会を継続して実施している。今年度は、鑑賞会に先立ち、生態系に関する専門家である富士常葉大学の山田教授を講師とし、観察会を行うなど、8年経過した今も、地域の大切な資源として管理、活用されている。
- 評価点
- 企業との協働により、ふる郷の豊かな自然環境という宝を大切にし、これを地域の子供たちの教育等に活用するなど、活発な活動が行われている点を評価
- 市町
- 浜松市中央区
- 邑の概要
- 混住化が進んだ地域にあって、そば栽培と菜種の輪作による遊休農地の解消を進め、徐々にその活動範囲を広げてきた。平成26年度には、(有)天竜そばニュー冨士屋との活動が一社一村しずおか運動に認定された。平成27年7月には、中郡地区の発意により、そば部会の長野県飯田市研修ツアーが開催され、浜松市内の邑を中心に約50名が参加する大きなイベントとなり、夢の実現に向けて連携が図られた。菜種とそばの輪作は住民から高い支持を得ており、農業への関心を高めている。
- 評価点
- そばを使った遊休農地の解消を精力的に進め、その活動範囲を拡大してきただけでなく、他の邑との連携まで拡大していったことを評価