幻のそば栽培
浮橋地区は、標高約270mの盆地地帯で、昔から米が少ない時にはそばを作り、各家庭で食べられてきました。現在は、栽培農家が減少し、浮橋産のそばはほとんど世に出回らない「幻のそば」と呼ばれています。
12月に地区を挙げて開催される「浮橋そばの里祭り」は、「幻のそば」を味わえるとあって、開催時間の前から大行列ができ、約2時間ほどで完売してしまう人気イベントです。
お問い合わせは、浮橋まちづくり実行委員会(電話:0558-76-3060)までお願いします。
里山浮橋うどん「小さな故郷」
邑で栽培・収穫した小麦粉を製粉・製麺し、地場産の浮橋うどんとして商品化されています。
浮橋で見られるホタルをイメージした2種類の可愛らしいイラストのパッケージとなっており、伊豆の国市の「伊豆の国反射炉ブランド」に認定されています。
「おおひとまごころ市場」や、伊豆長岡駅の商工会アンテナショップにて購入することができます。
田舎体験ツアー・各種体験イベント
7月の夏休みの頃、東京の子供たちとそのご家族が邑に一泊二日で、野菜採りや流しそうめん、カブトムシ・クワガタ捕りなど、田舎ならではの様々な体験をすることができる「田舎体験ツアー」が開催されています。
都会では味わえない体験ができることから、成長盛りの子供たちにとって貴重な経験となることでしょう。体験を通して成長した子供たちを見ることができ、親御さんにも満足してもらえるツアーです。
現在、田舎体験ツアーの一般募集はしておりませんが、ホタル鑑賞会(6月)やクワガタ・カブトムシ捕り体験(7月)などの個別イベントの募集をしています。ぜひご参加ください。
お問合せは、浮橋まちづくり実行委員会(電話:0558-76-3060)まで。
安定した湧水で栽培される水かけ菜
水かけ菜は御殿場・小山地域の特産品で、水温が年間を通して12℃前後と安定した湧水で栽培されています。水温が一定であるため、御殿場・小山地域の厳しい冬も青々とした水かけ菜が収穫できます。
収穫した水かけ菜は「水かけ菜漬」に加工されるほか、地元ではおひたしや醤油炒め、卵とじとしても楽しまれています。
水かけ菜漬けは、杉山養鶏場、JA地場産品販売所、ファーマーズ御殿場や道の駅ふじおやま「みくりやの郷」などで販売されています。
また、栽培地のオーナー制度も実施し、多くの方に農業に親しんでもらえる場を提供しています。
湧水に感謝して「二子湧水感謝祭」
二子地区の水路は江戸時代に開かれたものです。その湧水の保全管理の一環として二子地区では年2回、全員で河川美化清掃を実施しています。また、水路を開いた先人の功績と湧水の恵みに感謝して、毎年2月下旬に二子公民館において湧水感謝祭を開催しています。水かけ菜カレーなどの水かけ菜料理の振る舞いと、特産品・加工品の販売でとても賑わいます。
また、同じ時期には地元の小学生の総合学習で、水かけ菜収穫体験も実施しています。
地域のみんなで「おもてなし」
平成30年1月、「ごてんば農家民宿村」が本格始動しました。それぞれ特色のある宿泊体験ができる三軒の農家民宿(松の葉、ねこふくろう、ごろり庵)を中心とした「ごてんば農家民宿村」では、訪れる人を地域のみんなで「おもてなし」します!
また、邑の中にある焼き菓子店「秋桜」(こすもす)では、絶品のシフォンケーキやフロランタンがおすすめです(予約が確実です)。「アンの家」では、辛さが自慢のカレーライスや季節限定「焼きりんご」など・・・。二子湧水の里には美味しい物が沢山ありますよ!
寿太郎みかん
甘みと酸味のバランスに優れた濃厚な味わいのミカンとして知られる寿太郎みかん。昭和50年に山田寿太郎さんが青島温州ミカンの枝変わりを発見し、その原木は今も大切に保存されています。寿太郎みかんの木は台風や強風に弱く、植え替えても何年も経たないと実をつけないので、生産者は丁寧に木を守り育てています。美味しい実をつける寿太郎みかんはとてもデリケートな木なので、畑には立ち入らないようお願いします。
「寿太郎プレミアムゴールド」は寿太郎みかんの中でも選りすぐりの美味しさです。そのままで食べておいしいミカンを原材料に、ワインや缶詰、ジュース、みかんポン酢などに加工しています。皮ごと作るジャムはミカンの栄養を丸ごと食べられると、人気です。JAの直売所などで購入できます。寿太郎みかん以外の様々な品種の柑橘類も年間を通して収穫しており、みかんのふるさとの今後が期待されています。
寿太郎みかんについては、JAなんすんのホームページをご覧ください。
援農ボランティアをしませんか?
寿太郎みかんのふるさと西浦では、JAなんすんのホームページなどで援農ボランティアを募集しています。毎年80~150名の皆さんが2週間の期間、みかんの収穫作業のお手伝いをしています。繁忙期の農家のお手伝いを通し、地域の農業や特産品について理解を深めることができます。西浦のミカン畑は段々畑になっていて、傾斜もありますが、富士山と駿河湾を眺めながらの収穫は作業の疲れも吹き飛ぶ美しさです。興味のある方は、是非、体験してみて下さい。
穏やかな駿河湾沿いのドライブコース
沼津市街地方面から、西浦の県道17号線沿いを走れば右には優しく穏やかな駿河湾が広がっています。天気の良い日は海の向こうに富士山が眺められます。左には、段々畑に黄色い寿太郎みかんのオレンジ色の水玉が見えます。潮の香りを感じながら、西浦ならではの景色を楽しみながらドライブできます。(西浦地区のミカン畑への道路は夕刻から通行止めになりますのでご注意下さい。)
夏はJAなんすん西浦柑橘共選場のすぐそばのらららサンビーチが賑わいます。らららサンビーチから県道を大瀬崎方面に1.5キロほど行くと、沼津市西浦市民窓口事務所があります。トイレや津波避難タワーの「まもるタワー」があります。タワーからの眺望も雄大です。ドライブのお土産には西浦の美味しいミカンをお忘れなく!
日本の棚田百選の「北山の棚田」
400年ほど前に作られたといわれている新田の集落にある北山の棚田。棚田にある茅葺の建物は「しょうず・ばったり」といい、かつてこの地域にあった水の力を利用した精米小屋を復元したもの。しっかりと組まれた石積みの棚田に稲穂が揺れる情景は美しく、日本の棚田百選にも選ばれました。棚田への細い道をのんびり散策していると、懐かしい気持ちになります。詳しくはしずおか棚田・里地くらぶのホームページをご覧ください。
昔も今も薬効に期待されるタチバナ
戸田は国内最北限のタチバナの自生地です。そのまま食べるには小さく酸味が強いのですが、とても香りの良い実をつけます。その特長を活かし、ジャムやリキュールなどの加工品を開発。地元の土産物店などで販売されています。
「日本書紀」にも登場し、古くから薬効があることが知られているタチバナですが、現代でも美容と健康にその成分が注目されています。戸田の宿泊施設では、「不老長寿の湯」橘湯に入って香りを楽しんでもらうなど、地域ぐるみでタチバナの活用に取り組んでいます。
可憐な白い花を咲かせ、可愛らしい小ぶりな黄色い実をつけるタチバナの木は戸田饗の里公園で見られます。
道の駅 くるら戸田
修善寺戸田線沿に戸田地区の魅力を発信する拠点施設「道の駅 くるら戸田」がオープンしました。
施設には地場産品の販売コーナーや、戸田ならではの農林水産物を使った加工体験室、観光案内、歴史文化情報展示室、日帰り温泉施設「戸田壱の湯」などが整備されるほか、市民窓口事務所とし高齢者交流ルームなどの行政施設も併設されています。
海の幸満喫!B級グルメも楽しめます
深海魚の水揚げが多いことで知られる戸田では、シンボル的存在の大きなタカアシガニが有名です。お皿に丸ごとドーンと盛り付けられた姿は圧巻です。最近はB級グルメの「へだトロはんぺん」が人気です。地元ではトロボッチと呼ばれるアオメエソやメギスをすり身にして揚げてあり、お店ごとの味の違いを、食べ比べて楽しめます。飲食店・販売店などで購入できます。
昔ながらの製法で作られる戸田塩も、まろやかで、素材の味を引き立てるとお土産やご自宅用に購入される方が多くいらっしゃいます。戸田にいらしたら、是非、海の恵みを満喫して下さい。
豊かな農産・畜産物
箱根の西麓、山田から山中、佐野周辺からの風景は、季節毎の野菜が織り成すパッチワーク模様が広がります。富士山、駿河湾や伊豆の山々、麓の町並みが見渡せます。この地域の「大根干し」は冬の訪れを知らせる風物詩。標高50m以上の斜面地で栽培される野菜は「箱根西麓三島野菜」と呼ばれ味も品質も良いと言われています。澄んだ空気と太陽の日差しをたっぷり浴びて育つ野菜は美しい景観も作り出しています。レタス、セロリ、葉生姜、三島馬鈴薯、人参、ブロッコリー、大根、甘藷、白菜など種類豊富な野菜。箱根西麓地区で育った箱根西麓牛や豚などの畜産物も大変好評です。新鮮な農産物は箱根西麓三島野菜の直売所、フレッシュ本店、函南店、北上店、錦田店で購入できます。地元の学校では給食に三島の食材を使用し、給食の時間に生産者を招いて、野菜の話を聞きながら食べる機会を設けるなど、子供たちへの「地産地消」と「食育」に力を注いでいます。
加工しても美味しい特産品
「みしまコロッケ」は、箱根西麓で取れた三島馬鈴薯(メークイン)を100%使って作られている、ご当地グルメ。手掘りで収穫され、天日干し、冷暗所で完全風乾させる三島馬鈴薯は、日持ちもよく、ホクホクした品質になります。全国的に高級ブランドとして飲食店業界では有名です。その美味しさを市内のお店で気軽に楽しめます。イベント会場などに出展することもあります。
「箱根西麓三島野菜のうた」によるPR
平成29年12月に「箱根西麓三島野菜のうた」を作成し、野菜販売店での使用のほか、三島市内小中学校、幼稚園、保育園でも食育に活用しています。
作成は人気4人組バンド「D.W.ニコルズ」に依頼し、一度聴くと耳から離れない歌詞とリズムは、子どもから大人まで広く親しみを持ってもらえる曲となっています。
※「箱根西麓三島野菜のうた」の著作権はJA三島函南に帰属します。箱根西麓三島野菜に該当しない農産物の販売に利用することはできません。
西澤水系自慢の景色
西澤水系仁杉地区は広がる田園風景の向こうにそびえる富士山の景色が人気のスポットです。
田植えの頃(例年5月10日前後)の水鏡や、緑鮮やかな夏の稲の頃、黄金色に輝く収穫前の頃など、季節によって異なる田んぼの情景と富士山の共演が美しく、何度も訪れたくなる場所と言われています。水路を流れるせせらぎや、飛び交う鳥達の声を聞きながら富士山を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいそうになります。綺麗な富士山を見られる確率が高いのは、午前中。雲が少ない事が多くてオススメです。
3月中旬には地域内のあちらこちらで栽培されている水かけ菜が、鮮やかな黄色の花を咲かせます。一般的な菜の花とは少し違う、背が高く鮮やかな黄色の水かけ菜と雪化粧をしている富士山の姿も素晴らしいです。御殿場の水かけ菜漬けは、仕事などで御殿場に転勤してきた方々が、御殿場を去ってからもわざわざお取り寄せをするほど、美味しいと評判です。
ごてんばこしひかり
西澤水系地域は、ごてんばこしひかりと水かけ菜の産地です。ひな壇状の広大な田の隅々まで、整備された水路が水を運びます。水路を流れる水は、富士山の伏流水。標高も300mから500mあり、1日の気温の寒暖差のある風土で「量より質」をモットーにした農産物の生産に取り組んでいます。ごてんばこしひかりは「お米日本一コンテストinしずおか」に選ばれているお米です。JA御殿場の直売所などで販売されています。田んぼ周辺を見学される際は、崩れ防止のため、土手には上がらないようにお願いします。また、水かけ菜は、御殿場市の二子地区、中清水地区でも栽培されており、御殿場市の沼田地区や二子地区で購入することができます。
綺麗な花壇と期間限定のソバの花
西澤水系一帯の地域の皆さんで組織する西澤水系環境ネットワークでは、休耕地を利用して花壇の管理をしています。訪れる人を綺麗な花々がお出迎えしてくれます。見る人の心を癒してくれる花々には、地域の皆さんの優しさがこもっています。
次世代を担う子供達に農業やふるさとの美しい景色を伝えるために、芋ほり体験などを開催しています。また、耕作放棄地でソバを育てています。ソバの白い花は咲いている期間が短く、時期限定ですが天気が良ければ可憐な白い花と富士山のツーショットも楽しむことができます。御殿場みくりやそばはJA御殿場の直売所のそば処などで味わえます。
四季の花と霊峰富士を仰ぎ見る沿道づくり
本地域は、広域農道「ロマンチック街道」沿いに富士山を借景とした美しい農村景観が広がっています。
遊休農地にブルーベリーやアジサイを植えたり、箱根山系からの清涼な水路に棲むホタルを保全したりする活動に、地域が一体となって取り組んでいます。平成20年からホタルの幼虫の放流を始めましたが、今では放流をせずに沼田育ちのホタルを見ることができるようになりました。毎年6月に開催されるホタル観賞会では、地域の子供たちがホタルとの触れ合いを楽しんでいます。
地域活動で活発な世代間交流
地域活動には、部農会や自治会を中心にロマンチック街道育成会や子供会、老人会など幅広い世代が参加し、交流を深めています。早稲田大学学生の発案で「ロマンチック街道フォトコンテスト」を平成15年から5年間開催し、優秀作品を集めた写真集も発行されました。
沼田地区の子之(ねの)神社で、10月に行われる県無形文化財の「沼田の湯立神楽」は、地域の重要な伝統文化として、次世代へと継承されています。湯立は神前の大釜で沸かした湯を神に献じ、その聖なる湯を振りかけて無病息災や豊作を祈願する神事で、沼田の湯立神楽は県指定無形民俗文化財に指定されています。
ブルーベリーの収穫体験
遊休農地解消のため、平成20年にブルーベリーの植栽を始め、平成23年にブルーベリー園を開園しました。今では沢山の人が訪れる人気スポットです。8月〜9月の約1か月半(期間中無休)で開園しています。数種類1,000本ものブルーベリーからなる園内での収穫体験は、時間無制限食べ放題で小学生以上500円。摘み取ったものは別料金で持ち帰ることもできますよ。沼田神楽を描いた大きな水道タンクがブルーベリー園の目印です。
ブルーベリー園では、毎年地元の小学生(2年生)を招待しての収穫体験や、市外からの研修の受け入れを行うなど、人の交流をとても大切にしています。最寄りの富士岡駅から出発するJRさわやかウォーキングでも、このブルーベリー園がコースに盛り込まれていて、参加者の憩いの場所となっているようです。
沼田ロマンチック街道 直売所
地元の間伐材を使って建てた農産物直売所が平成26年10月にオープン!
たくさんののぼりや「農の駅」の看板が目印。
ブルーベリージャムはもちろん、地元で採れた特産物の他、漬物、手作りコンニャク等の加工品や、パンやお菓子も販売しています。
直売所から子之神社へは遊歩道が整備されているので、天気の良い日には散策もおすすめです。
営業時間 9:00~15:00 (年末年始以外無休)
自然豊かな環境で育つ特産品
上長窪地区は愛鷹山麓の東斜面に位置した丘陵地です。肥沃な土壌を活かして大和芋、白葱などの露地野菜や四ッ溝柿、長泉メロンなどの果物の栽培も盛んです。また、一頭一頭丹精込め大切に育てられた風味豊かでやわらかい肉質のあしたか牛の生産や、クレマチスの花の栽培でも知られています。
四ッ溝柿を使った柿ジュレについては、静岡県HP「静岡逸品ガイド」で紹介しています。
食育活動・体験農業に力を入れています
地元幼稚園児との関わりの中で、遊休水田130坪を借り受けて、稲作体験を開催しています。種まき、田植え、収穫、脱穀まで、農家を畑の先生として体験教室を開催し、大変好評です。親子で泥んこになって遊ぶイベントでは、大人も子供も大はしゃぎです。これらがご縁となり、保護者の皆さんが隣接する遊休農地を利用して、園児に畑作体験を開催するなど、体験農業による地域交流が深まってきています。
愛鷹山麓の広大な土地からの贈り物
愛鷹山麓に広がる肥沃な台地は多くの農産物を育んでいます。当地が原産の「四ッ溝柿」は、県内の多彩で高品質な農林水産物から、全国や海外に誇りうる価値や特徴を備えた商品として平成23年度の「しずおか食のセレクション」に認定され、「するがの柿」として販売されています。四ッ溝柿(するがの柿)は、JAなんすん東部営農経済センターで購入することができます。
鮎沢川沿いに広がる田園風景
小山町の中心を流れる清流「鮎沢川」。その清流沿いJR御殿場線の電車が通り、田園が広がっています。
「鉄道・清流・田園」が一望でき、農村風景を凝縮したような景観が広がっています。田んぼの稲の成長とともに変化する風景と御殿場線を走る電車の姿を撮影したり、車窓から田園風景を眺めるのもお勧めです。鮎沢川の水面や水田を渡る爽やかな風が訪れる人を癒します。川沿いにはアジサイが植樹され、花の季節には美しい情景を楽しませてくれます。
富士山の湧水が美味しく育ててくれます
所領地区では稲作を中心にトウモロコシやサツマイモ、水かけ菜などの農産物を生産しています。小山地域の早春の味でもある水かけ菜は明治時代から栽培が始まったと言われていて、地域を代表する特産品の一つです。年間を通して13℃を保つ豊富な富士山からの湧水と火山灰土壌で、品質の良いものが育ちます。
鮮度が命の水かけ菜は、収穫後、すぐに漬物に加工され、シャキシャキの食感で毎年好評をいただいています。町内の各直売所などで購入できます。
農業交流が盛んです
所領地区の方が中心となって「合同会社 金太郎」を設立し、農業生産活動を中心に協同活動を行なっています。
新鮮で美味しい農作物は、町内の各直売所や農産物直売所「みくりやの郷」で販売しています。
また、東京の小学生の田植え・稲刈体験や地域の園児を対象にした芋ほりなどの農業交流をしています。
初めて農作業を体験する都会の子供たちにも、地元の子供たちにも、人と自然のふれあいの温かさ、楽しさを伝えています。特に女性メンバーが元気で、和気あいあいと活動しています。
柑橘類が豊富です
下大沢地域は傾斜地の多い地域で、その地形を活かし、柑橘類の栽培が盛んです。ポンカン、はるみ、でこぽん、ゴールデンスペシャル、甘夏など種類が豊富で、時期によって食べ頃が異なります。5月頃にはミカンの花の爽やかな香りが下大沢を包みこみます。標高の高い場所からはミカン畑の向こうに広がる寝姿山や太平洋に浮かぶ伊豆七島を見渡すことができます。
下大沢には、下田市唯一の茶畑があり、そこで収穫した茶葉で作った『開国下田紅茶』4種や紅茶うどん、紅茶飴2種は近隣の道の駅などで購入できます。
下田認定まち遺産の「辻の段」
古くは松崎や河津を結ぶ街道の中継点でもあった、下大沢地区。「辻の段」は村人や旅人の安全を願い祀られており、「下田認定まち遺産」の一つに指定されています。急斜面ですので、徒歩でゆっくり上って下さい。辻の段まで上りきったら呼吸を整えて、ゆっくり後ろを振り向いてみてください。地元の皆さんがお勧めする絶景が広がっています。春には辻の段脇にある桜が咲きます。かつてここを通った人々も、辻の段の前で同じような絶景を眺めていたのかも知れません。今では人の往来が無くなった古道ならではの、知る人ぞ知る穴場です。
思わず笑顔になってしまいます!
下大沢集落に向かう道は車一台がやっと通れる1本道。登り切った先は行き止まりで駐車スペースがありません。住民以外の車の乗り入れはご遠慮ください。集落入口の大沢口バス停からミカン畑と集落を抜けて辻の段に向かう道はハイキングにお勧めです。心和ませる、地元の皆さんの遊び心いっぱいの交通標識がたくさんお出迎えします。
地域の皆さんが協力して定期的に道路の清掃活動をしており、季節によっては、観賞用のアケビの花が見事に咲いているお宅があったり、陶芸の窯元もあり、寄り道も楽しめます。住む人も、訪れる人も楽しめる邑づくりに取り組んでいます。
歴史を感じる緑豊かな 里山
加増野は、アユが遡上する清流稲生沢川の水源や、下田を象徴する婆裟羅山などの緑豊かな自然に囲まれた、のどかな田園が広がる里山です。付近の遊休農地を実証実験ほ場とし、「つるくびかぼちゃ」の栽培と加工品の開発に取り組んでいます。
また、地域の拠点となっている、一四二一年開創の婆娑羅山報本寺には樹齢数百年といわれる枝垂れ桜(下田市指定)や大木のオガタマノキ(静岡県指定)があり、共に天然記念物に指定されています。
集落ぐるみの邑づくり
稲生沢川の起点に位置する加増野富田原地区では、集落ぐるみで水田の多面的機能の維持に取組んでいます。スワヒリ語(東アフリカの言語)で「ゆっくりのんびり」という意味の名を持つ農産物加工所「加増野ポーレポーレ」は、地域の拠り所として長年親しまれてきた旧加増野小学校の木造校舎を取り壊し、地域活性化の新たな拠点として建設されました。地元住民が運営に携わり、地場産品を活用した加工販売や、そば処や食の体験プログラム等を展開し、子供から大人までゆっくりのんびり楽しめる地域振興拠点です。
報本寺山隋権現例祭「幡廻し」
毎年8月11日に開催される「幡廻し」は400年以上も続く歴史ある例祭です。元々は領主の霊を祭る行事でしたが、現在は五穀豊穣の意味も取り入れて行われています。竹を倒すことなく廻し切れば豊作で、厄病が退散すると言われています。
多種多様な農産物があります
河津町上佐ケ野は清流佐ヶ野川沿いに広がる集落です。山に囲まれ、穏やかな農村風景が広がります。清流を活かしたわさびづくりの他、マンゴー(夏)やイチゴ(12~5月)、自然薯(12~2月)、キヌサヤ(春・10・11月)、ミカン(年間を通して様々な種類)、シイタケ、トマト(夏)などなど、バラエティー豊かな農産物が年間を通して栽培されています。地域内の無人販売所などで丹精込めて育てた採れたて新鮮な農産物を購入できます。直売や地方発送を行っている生産者もありますので、農作業のお邪魔にならない範囲で、声を掛けてみて下さい。
歴史・自然・農村風景を満喫できます
上佐ヶ野集落は歴史ある地域です。集落内にある細工谷遺跡では縄文時代の土器や黒曜石や矢尻などが見つかっており、この地で遥か昔から人の営みがあった事がわかります。周辺には城ノ平城跡、子安地蔵や延命寺など、歴史的な見どころがたくさんあります。セラピーロードの鉢の山には31体の、観音山には47体の石仏群があります。
また、上佐ヶ野は自然も豊かです。鉢の山はその名の通り、お鉢をひっくり返したような見事な姿で、上佐ヶ野のランドマークです。そして、是非足を運んで欲しいのは三段滝。河津七滝とは異なった趣を楽しめます。マイナスイオンをいっぱい浴びながら、自然の偉大さを体感して下さい。滑りやすく、ごつごつした岩が多いので、しっかりとした靴でお出かけ下さい。上佐ヶ野の魅力をゆっくり満喫するにはハイキングがおすすめです。コースなど詳しくは河津町のホームページをご覧ください。鉢の山駐車場に一般用・多目的トイレ有ります。三段滝前には4台程度の駐車スペースが有ります。(滝の先は林道となり、行き止まりです。)
夏限定「河津ブルーベリーの里」
2008年から観光農園としてオープンした「河津ブルーベリーの里」。この施設は、夏季限定で開園し、毎年多くの観光客で賑わいます。近年は、上佐ヶ野川近隣のキャンプ場や温泉地に宿泊し、毎年楽しむリピーターも増えてきました。広大な園内に植えられたブルーベリーの摘み取り体験ができるほか、カブトムシ狩りやヤギの放牧なども実施しています。訪れた子どもたちに人気なのが特製ブルーベリーのシロップをかけたカキ氷。是非一度ご賞味ください。
温泉と自然と美しい農村風景
河津町の東端、東伊豆町との境に位置する,温泉と高原の中の美しい農村風景を楽しめる中山間地域です。来訪者に気持ち良く過ごしていただけるよう、自発的に美しい景観保全に努めています。都市住民とのふれあいを大切に、感謝の気持ちを忘れず、地域の活性化に取り組んでいます。中山間の農村集落です。温州ミカン、ニューサマーオレンジなどを中心とした多種な柑橘やイチゴ、野菜などの栽培がおこなわれています。
伊豆見高入谷高原温泉
河津町の秘湯として訪れた人に喜ばれている源泉かけ流しの良質な温泉で、施設内では軽食・弁当や地場産品も販売されています。木造長屋式コテージ(1棟3室)も併設されており、格安で宿泊ができます。河津町の秘湯で高原のさわやかな空気を満喫してみてはいかがでしょうか。
毎年11月23日には「紅葉ふれあいまつり」を開催。イノシシ鍋のサービス、餅つき大会、地場野菜や加工品の販売などが行われています。販売ブースはスタート直後から大盛況です。地域住民の温かいもてなしと、、自然豊かな秋の一日を楽しむことができます。日頃温泉施設を利用している人々に感謝するとともに、広く地域の魅力を知ってもらい、都市住民との交流の場をひろげています。
人気の地場産品
伊豆見高入谷高原では、地域の新鮮な農作物や加工品を温泉の休憩施設の直売所で販売しています。直売所を設けることにより、荒廃農地の増加防止や遊休農地の利用につながっています。また、今後はコテージ宿泊者を対象にした農作業体験も計画されています。地場産品を地域農業の活性化につなげるべく、地元の活動は続いていきます。
柑橘類や地場野菜とともに、地元で手作りした田舎寿司、饅頭、おこわ、こんにゃくなどが人気です。
温泉施設内の販売ブースの他、紅葉ふれあいまつりなどで入手できます。季節の新鮮な野菜と、里山の素朴な味わいが堪能できます。
元気な百姓パワーで地域を盛り上げます
日野地区の休耕地に毎年1~4月は菜の花、8月はひまわり畑が広がります。花は地元の皆さんが協力し、「元気な百姓祭」という活動で種まきをし育てています。
2月の「みなみの桜と菜の花まつり」では地元高校の吹奏楽部が「菜の花コンサート」を開催し、コンサート後には「菜の花結婚式」が行われ、新郎新婦の入場を生演奏で祝福します。
優しい黄色の絨毯の中で愛を誓いたいと、毎年、多数の応募がありますが挙式できるのは審査で選ばれた1組だけ。ラッキーなカップルの幸せいっぱいの結婚式を一般の方も一緒にお祝いすることができます。美しいロケーションの広がる花畑に是非、お出かけ下さい。
結婚式の応募など、詳しくは南伊豆町観光協会のホームページをご覧下さい。
南伊豆の名産品が揃っています
農・海産物、林産物、加工品、工芸品等いろいろな物が集まる直売所。お店のすぐ隣に「手湯・足湯」があり、青野川を眺めながらのんびりくつろげます。12月には毎年恒例の『農産物 年末福引大会』、8月は「ところてんまつり」など、楽しいイベントで盛り上がります。毎月月末の日曜日に行われる「湯の花試食会」では野菜の栄養をたっぷり食べられる試食会を開催。参加無料・事前申込不要です。詳しくは農林水産物直売所 湯の花のホームページをご覧下さい。
地産地消が生き甲斐や後継者育成に
NPO法人「南伊豆湯の花」では、小中学校の食育や農業体験学習への支援活動を行っています。
農林水産物直売所「湯の花」で小学生が自分達で作ったお米を販売する体験なども行っています。その楽しさを体感し、将来、この地で美味しい農産物を作るきっかけになるかも知れません。また、地域の多くの人が出荷者となり、より品質の良い農作物を作ろうと生産者の生き甲斐にもつながり、まさに『元気な百姓達』が丹精こめた作物の生産、販売を行っています。
石部の棚田に行こうよ!
石部の棚田は東日本ではめずらしい、石積みの棚田が広がります。
その強固な造りは先人から託された、貴重な文化遺産でもあります。天気の良い日には駿河湾、南アルプス、富士山を望めることも。茅葺の水車小屋は懐かしい気持ちにさせてくれます。展望広場には展望台や駐車場を完備。車を降りてのんびりと棚田散歩をして、季節や時間で様々な表情を見せてくれる棚田を楽しんでください。
地元の人と一緒に、楽しく真面目に仲良く農作業をするオーナー会員・トラスト会員を募集しています。詳しくは石部棚田へ行こうよ!のホームページをご覧下さい。農業経験が無くても大丈夫。オーナー会員の方の中には、農作業のない日にふらっと田んぼの様子を見に来る人も。棚田はいつでもあなたを待っています。子供さんは、オタマジャクシやカエル、イモリ、トンボなどなど、大自然の生き物との出会いに夢中になります。
ユニークな体験型イベント
石部の棚田では趣向を凝らした催しが盛りだくさんです。しめ縄作りや棚田に作られた特設ステージで石部音楽博覧会、蛍の観察会、そして作業服のコンテスト「タナコレ」(棚田コレクション)などなど。稲穂を守る案山子のコンテストでは、あまりの出来の良さに、地元のお母さんと間違えて案山子に挨拶をしちゃうなんていうことも。ユニークなイベントを一緒に楽しんでみませんか。イベントのスケジュールなど詳しくは石部棚田へ行こうよ!のホームページでチェックして下さい。
健康食でもある、黒米・赤米
石部赤根田村百笑の里では駿河湾の潮風を受けながら育った黒米や赤米を使った特産品を開発・販売しています。赤や黒の色はアントシアニンやポリフェノールが豊富な証拠。百笑一喜焼酎、黒米パン、百笑一喜饅頭(赤米はこしあん、黒米はつぶしあん)のほか、茹で上がりがきれいな薄紫色になる黒米うどんも人気です。松崎町内のお店で販売されていて、お土産におすすめです。石部の味をお持ち帰りできます。