長泉メロン
種類豊富な上長窪地区の農産物

自然豊かな環境で育つ特産品

上長窪地区は愛鷹山麓の東斜面に位置した丘陵地です。肥沃な土壌を活かして大和芋、白葱などの露地野菜や四ッ溝柿、長泉メロンなどの果物の栽培も盛んです。また、一頭一頭丹精込め大切に育てられた風味豊かでやわらかい肉質のあしたか牛の生産や、クレマチスの花の栽培でも知られています。
四ッ溝柿を使った柿ジュレについては、静岡県HP「静岡逸品ガイド」で紹介しています。


上長窪地区の園児の田植え
園児の田植え体験

食育活動・体験農業に力を入れています

地元幼稚園児との関わりの中で、遊休水田130坪を借り受けて、稲作体験を開催しています。種まき、田植え、収穫、脱穀まで、農家を畑の先生として体験教室を開催し、大変好評です。親子で泥んこになって遊ぶイベントでは、大人も子供も大はしゃぎです。これらがご縁となり、保護者の皆さんが隣接する遊休農地を利用して、園児に畑作体験を開催するなど、体験農業による地域交流が深まってきています。


四ッ溝柿
四ッ溝柿

愛鷹山麓の広大な土地からの贈り物

愛鷹山麓に広がる肥沃な台地は多くの農産物を育んでいます。当地が原産の「四ッ溝柿」は、県内の多彩で高品質な農林水産物から、全国や海外に誇りうる価値や特徴を備えた商品として平成23年度の「しずおか食のセレクション」に認定され、「するがの柿」として販売されています。四ッ溝柿(するがの柿)は、JAなんすん東部営農経済センターで購入することができます。

田園の広がる所領を走り抜ける御殿場線
田園風景を走り抜ける御殿場線

鮎沢川沿いに広がる田園風景

小山町の中心を流れる清流「鮎沢川」。その清流沿いJR御殿場線の電車が通り、田園が広がっています。
「鉄道・清流・田園」が一望でき、農村風景を凝縮したような景観が広がっています。田んぼの稲の成長とともに変化する風景と御殿場線を走る電車の姿を撮影したり、車窓から田園風景を眺めるのもお勧めです。鮎沢川の水面や水田を渡る爽やかな風が訪れる人を癒します。川沿いにはアジサイが植樹され、花の季節には美しい情景を楽しませてくれます。


特産品のひとつ水かけ菜

富士山の湧水が美味しく育ててくれます

所領地区では稲作を中心にトウモロコシやサツマイモ、水かけ菜などの農産物を生産しています。小山地域の早春の味でもある水かけ菜は明治時代から栽培が始まったと言われていて、地域を代表する特産品の一つです。年間を通して13℃を保つ豊富な富士山からの湧水と火山灰土壌で、品質の良いものが育ちます。
鮮度が命の水かけ菜は、収穫後、すぐに漬物に加工され、シャキシャキの食感で毎年好評をいただいています。町内の各直売所などで購入できます。


東京から農村体験にやってきます

農業交流が盛んです

所領地区の方が中心となって「合同会社 金太郎」を設立し、農業生産活動を中心に協同活動を行なっています。
新鮮で美味しい農作物は、町内の各直売所や農産物直売所「みくりやの郷」で販売しています。
また、東京の小学生の田植え・稲刈体験や地域の園児を対象にした芋ほりなどの農業交流をしています。
初めて農作業を体験する都会の子供たちにも、地元の子供たちにも、人と自然のふれあいの温かさ、楽しさを伝えています。特に女性メンバーが元気で、和気あいあいと活動しています。

芝川の向こうに広がる富士山
柚野の里

富士山の全景を楽しむ邑

柚野地区の自慢は裾野まできれいに見える富士山。どこから眺めても美しい姿を見られます。
棚田に映る姿、四季折々の花の向こう、溶岩流が露出した芝川越しなど、自分だけのお気に入りビュー・ポイントを見つけて下さい。芝川の西側を時計回りに柚野地域をのんびり歩きながら一周するのが、地元の皆さんおすすめの散策コース。

信号のない地域です。車も人もゆったりしています。訪れた皆さんものんびり柚野時間を楽しんでください。


信長公黄葉まつり 火縄銃の演武
信長公黄葉まつり

柚野のお祭り

毎年10月に行われる柚野大明神秋まつり。お神輿や奉納子供相撲、氏子の皆さんの出店などで賑わいます。11月には柚野の里まつりが開催され、縄文時代をテーマにした体験やステージがあります。例年、柚野の里まつりは、地域外からも多くの人々が訪れます。
さらに11月には武田家、徳川家とも縁があり、 信長公の首塚もある西山本門寺で『信長公黄葉 まつり』が行われます。
西山本門寺は朝廷から下馬札を許された由緒あるお寺です。火縄銃の演武や武者行列を見物すれば、タイムスリップした気分になれます。毎年たくさんの見物客で賑わいます。


西山本門寺の黒門と桜
西山本門寺の黒門と桜

お寺めぐり・歴史めぐりを楽しむ

柚野は縄文時代の大鹿窪遺跡を始め、道祖神などが数多くあります。柚野を見守ってきた、樹齢300年を超える古木も点在しています。平家や武田軍とゆかりのあるお寺や西山本門寺の黒門の桜が人気です。柚野十寺めぐりをすれば、それぞれのお寺からの富士山や柚野の様々な景色に出会えます。


お茶畑からの富士山
お茶畑からの富士山
そば畑と富士山(第3回農村の魅力フォトコンテスト佳作)
そば畑と富士山 (第3回農村の魅力フォトコンテスト佳作)

四季折々の富士山との調和

岩本山は標高193m。山頂には岩本山公園があります。梅や桜の花の季節には多くの人で賑わいます。お茶畑から富士山を望める場所では、テレビドラマの撮影場所になりました。
駿河湾、富士市街地、愛鷹山、伊豆の山々、南アルプス。そして大きな富士山まで、天気の良い日には一度にたくさん楽しめる絶景スポットがありますので、散策しながらお気に入りの場所を見つけて下さい。岩本山公園にトイレ・駐車場が完備されています。かりがね堤から岩本山公園に向かうハイキングは富士山を眺めながら歩けるので人気があります。春の花咲く頃、萌黄色の新茶の頃、ミカンの花の香る頃、ヒガンバナやコスモスが揺れる頃、澄み切った空気が富士をくっきり見せてくれる冬と、四季折々に異なる表情を楽しめます。道中にある実相寺から階段で岩本山に登っていく道も趣があります。帰りは富士市コミュニティバス「こうめ」を利用すると便利です。また、この地域では遊休農地への景観植物の植栽によって、農地の保全と景観の形成に取り組んでいます。
春はレンゲ色、夏はひまわり色、秋はソバの花の白色に変化し、富士山に彩りを添えています。
取組んでいる農地までは、岩本山公園へ向かっていく途中にある、地域の方が設置したのぼりが案内してくれます。


岩本山からのミカンと富士山
富士山を望むミカン畑

地元で育った豊な農産物

岩本山からかりがね堤一帯の地域は、お茶やミカン、ナシの他、色々な野菜の栽培が盛んです。
採れたての美味しい農産物や加工品は、JA富士市のかりがね産直市で購入できます。
ここで買ったものをすぐ近くの雁公園で富士山を眺めながら食べるお客さんも多いです。雁公園には駐車場・トイレ完備です。


かりがね堤のコスモス
コスモスもヒガンバナも楽しめます

満開のコスモスと幻想的な投松明

毎年10月の第1土曜日には、雁公園では「かりがね祭り」が開催されます。
昼の部では満開のコスモスと富士山を見ながら様々なイベントを楽しめます。地元の皆さんが協力してたくさんの出店が並び、地域ならではの名物を味わえます。毎年多くの来場者で賑わいます。
夜の部ではかつての築堤や氾濫の犠牲者や、神仏加護の為に人柱になった僧を弔うための投松明が行われ、夜空に松明の灯が幻想的に揺れます。開催日など詳しくは富士市のホームページをご覧ください。


岩本山産直市(夕市)
岩本山産直市(夕市)

岩本山産直市(夕市)

JA富士市岩松支店に隣接する「岩本山産直市」では、地域で採られた四季折々の新鮮野菜などを販売しています。
平成26年11月10日にオープンし、地域内外の方々が集まる賑やかな夕市です。
夕市のため、開店時間に注意が必要です。

住所:富士市松岡2392-1(夕市 14:00~18:00)

レンゲ畑も広がります
レンゲ畑も広がります

先人の苦労で生まれ変わった農地

富士山南麓に広がる「浮島ヶ原」。かつては浮島沼と呼ばれ、富士山を眺望できる風光明媚な場所として旅人の疲れを癒していました。しかし、田植えや稲刈りの際には、泥深い水田に腰まで浸り、田舟で苗や稲を運搬しなければならず、農業を営むには劣悪な環境でした。
そのため、江戸時代から治水、排水工事が行われ、近年になって沼川排水路が完成すると、急速に乾田化が進み、現在では優良農地となっています。
富士梨は明治初期に富士地区で植え始められた梨です。糖度が高く、みずみずしい富士梨は、7月下旬から9月下旬にかけて収穫されます。栽培農家が直接販売していることが多く、市場やスーパーなどの店頭にはあまり並ばない希少な特産物です。


稲刈り、楽しい!
稲刈り、楽しい!

地域ぐるみで未来の担い手を育てる

地域では、ふじのくに美農里プロジェクトに取り組む組織「富士山のふもとの郷を守る会」を中心に、未来の担い手に農業に興味をもってもらうための活動を行っています。
地元小学校では、社会科の授業の時間に農業者の話を聞いたり、鎌を使った稲刈り体験を実施。幼稚園では、れんげの種まきと花の摘み取りを体験学習に取り入れ、農業者の指導の下に行っています。
地域企業と地域住民の協働活動も活発に行われています。景観形成のための地域清掃やれんげなどの植栽、ため池、用水路の草刈作業、不法投棄ゴミ処理作業などに、企業と住民が一体となって取り組んでいます。


貴重な自然を守り続けています
貴重な自然を守り続けています

浮島ヶ原の自然

浮島ヶ原の湿原には、環境省レッドデータブックに記載されている貴重な植物が分布しています。浮島ヶ原自然公園では、貴重な植物や自然風景を身近に観察できます。浮島固有種とされるナヨナヨワスレナグサなど貴重な動植物と出会うことができます。
浮島ヶ原地区へはJR吉原駅から北東に10Km足らずのローカル鉄道、岳南電車での訪問もお勧めです。線路際まで建物が迫る市街地や、パイプなどの配管がめぐる工場の間を縫うように、のんびりと走ります。

急勾配を利用した下大沢のミカン畑
バラエティーに富んだ柑橘類を栽培しています

柑橘類が豊富です

下大沢地域は傾斜地の多い地域で、その地形を活かし、柑橘類の栽培が盛んです。ポンカン、はるみ、でこぽん、ゴールデンスペシャル、甘夏など種類が豊富で、時期によって食べ頃が異なります。5月頃にはミカンの花の爽やかな香りが下大沢を包みこみます。標高の高い場所からはミカン畑の向こうに広がる寝姿山や太平洋に浮かぶ伊豆七島を見渡すことができます。
下大沢には、下田市唯一の茶畑があり、そこで収穫した茶葉で作った『開国下田紅茶』4種や紅茶うどん、紅茶飴2種は近隣の道の駅などで購入できます。


下田市認定まち遺産「辻の段」
絶景ポイントの1つ「辻の段」

下田認定まち遺産の「辻の段」

古くは松崎や河津を結ぶ街道の中継点でもあった、下大沢地区。「辻の段」は村人や旅人の安全を願い祀られており、「下田認定まち遺産」の一つに指定されています。急斜面ですので、徒歩でゆっくり上って下さい。辻の段まで上りきったら呼吸を整えて、ゆっくり後ろを振り向いてみてください。地元の皆さんがお勧めする絶景が広がっています。春には辻の段脇にある桜が咲きます。かつてここを通った人々も、辻の段の前で同じような絶景を眺めていたのかも知れません。今では人の往来が無くなった古道ならではの、知る人ぞ知る穴場です。


手作りの交通安全標識
心温まる手作り交通安全標識

思わず笑顔になってしまいます!

下大沢集落に向かう道は車一台がやっと通れる1本道。登り切った先は行き止まりで駐車スペースがありません。住民以外の車の乗り入れはご遠慮ください。集落入口の大沢口バス停からミカン畑と集落を抜けて辻の段に向かう道はハイキングにお勧めです。心和ませる、地元の皆さんの遊び心いっぱいの交通標識がたくさんお出迎えします。
地域の皆さんが協力して定期的に道路の清掃活動をしており、季節によっては、観賞用のアケビの花が見事に咲いているお宅があったり、陶芸の窯元もあり、寄り道も楽しめます。住む人も、訪れる人も楽しめる邑づくりに取り組んでいます。

樹齢数百年といわれる枝垂れ桜
樹齢数百年といわれる枝垂れ桜

歴史を感じる緑豊かな 里山

加増野は、アユが遡上する清流稲生沢川の水源や、下田を象徴する婆裟羅山などの緑豊かな自然に囲まれた、のどかな田園が広がる里山です。付近の遊休農地を実証実験ほ場とし、「つるくびかぼちゃ」の栽培と加工品の開発に取り組んでいます。
また、地域の拠点となっている、一四二一年開創の婆娑羅山報本寺には樹齢数百年といわれる枝垂れ桜(下田市指定)や大木のオガタマノキ(静岡県指定)があり、共に天然記念物に指定されています。


農産物加工所「加増野ポーレポーレ」
農産物加工所「加増野ポーレポーレ」

集落ぐるみの邑づくり

稲生沢川の起点に位置する加増野富田原地区では、集落ぐるみで水田の多面的機能の維持に取組んでいます。スワヒリ語(東アフリカの言語)で「ゆっくりのんびり」という意味の名を持つ農産物加工所「加増野ポーレポーレ」は、地域の拠り所として長年親しまれてきた旧加増野小学校の木造校舎を取り壊し、地域活性化の新たな拠点として建設されました。地元住民が運営に携わり、地場産品を活用した加工販売や、そば処や食の体験プログラム等を展開し、子供から大人までゆっくりのんびり楽しめる地域振興拠点です。


歴史ある報本寺山隋権現例祭
歴史ある報本寺山隋権現例祭

報本寺山隋権現例祭「幡廻し」

毎年8月11日に開催される「幡廻し」は400年以上も続く歴史ある例祭です。元々は領主の霊を祭る行事でしたが、現在は五穀豊穣の意味も取り入れて行われています。竹を倒すことなく廻し切れば豊作で、厄病が退散すると言われています。

大川のミカン畑の向こうの海
ミカンの向こうに海が広がります

ミカン畑の向こうに海が広がります

大川地区は東伊豆温泉郷「大川温泉」のある地域です。伊豆大川駅から向井田川沿いの遊歩道を通り、自然椿園に向かう坂道沿いには、ミカン畑が広がっています。秋は川の向こうに紅葉する木々を眺められ、ハイキングコースにお勧めです。坂道を少し上った辺りから、ミカン畑越しに青い海が広がります。清流にも恵まれた大川地区ではわさびの栽培もされています。JAの朝市などで販売されています。例年、ホタル祭りの頃にはミカンの花がいい香りを放ち、初夏の訪れを知らせてくれます。


大川駅のストレチアの花
伊豆大川はストレチアの邑

ストレチアの花が咲く邑

ストレチア(極楽鳥花)の栽培が盛んな大川地区。栽培用のハウス内だけでなく、露地栽培や、民家の庭先にも咲いています。花の時期に伊豆大川駅に下り立つと、たくさんのストレチアが旅人を迎えてくれます。11月中旬から4月頃までが花の見頃です。
大川地区を賑わすのは、ストレチアの花だけではありません。毎年8月に開催される「大川アマゴのつかみ取り大会」。川の中に作られたいけすに泳ぐアマゴを子供たちがつかまえます。参加する子供も真剣ですが、応援する大人も力が入るイベントです。つかまえたアマゴはその場で焼いて食べます。大川温泉に宿泊して、このイベントを夏休みの楽しみにしているご家族もいるそうです。たくさんアマゴをつかまえた子が、なかなかつかまえられなかった子に分けてあげる微笑ましい場面に巡り合うこともあります。


静岡県のみずべ百選、大川の竹ヶ沢公園
ホタル祭りのちょうちんウォークが好評です

自然も伝統文化も体感できます

毎年10月に行われる三島神社の秋祭り。伝統芸能の三番叟の奉納があります。一般の方の見物もできます。三島神社の境内からは海が見えます。
2月頃には、標高800mの自然椿園で、古くから自生しているヤブ椿の花が見頃になり、、椿まつりが開催されます。地場産品の出店が出たり、炭窯見学ができます。
大川地区にある竹ヶ沢公園で6月初旬ごろに開催されるホタル祭りも毎年、大勢の来場者で賑わいます。竹ヶ沢公園は県のみずべ百選にも選ばれた美しい池を持つ日本庭園で、ホタルの儚い光が水面に映る光景はとても幻想的です。また、ちょうちんを持ってホタルの舞う中を歩く「ちょうちんウォーク」はロマンティックな雰囲気が家族連れやカップルに好評で、リピーターも増えています。ホタルの見頃は10日間から2週間ほどです。詳しい見頃は東伊豆町のホームページでご確認下さい。

新鮮な農産物を購入することができます
新鮮な農産物を購入することができます。

多種多様な農産物があります

河津町上佐ケ野は清流佐ヶ野川沿いに広がる集落です。山に囲まれ、穏やかな農村風景が広がります。清流を活かしたわさびづくりの他、マンゴー(夏)やイチゴ(12~5月)、自然薯(12~2月)、キヌサヤ(春・10・11月)、ミカン(年間を通して様々な種類)、シイタケ、トマト(夏)などなど、バラエティー豊かな農産物が年間を通して栽培されています。地域内の無人販売所などで丹精込めて育てた採れたて新鮮な農産物を購入できます。直売や地方発送を行っている生産者もありますので、農作業のお邪魔にならない範囲で、声を掛けてみて下さい。


上佐ヶ野の三段滝
地元の人が愛する三段滝

歴史・自然・農村風景を満喫できます

上佐ヶ野集落は歴史ある地域です。集落内にある細工谷遺跡では縄文時代の土器や黒曜石や矢尻などが見つかっており、この地で遥か昔から人の営みがあった事がわかります。周辺には城ノ平城跡、子安地蔵や延命寺など、歴史的な見どころがたくさんあります。セラピーロードの鉢の山には31体の、観音山には47体の石仏群があります。
また、上佐ヶ野は自然も豊かです。鉢の山はその名の通り、お鉢をひっくり返したような見事な姿で、上佐ヶ野のランドマークです。そして、是非足を運んで欲しいのは三段滝。河津七滝とは異なった趣を楽しめます。マイナスイオンをいっぱい浴びながら、自然の偉大さを体感して下さい。滑りやすく、ごつごつした岩が多いので、しっかりとした靴でお出かけ下さい。上佐ヶ野の魅力をゆっくり満喫するにはハイキングがおすすめです。コースなど詳しくは河津町のホームページをご覧ください。鉢の山駐車場に一般用・多目的トイレ有ります。三段滝前には4台程度の駐車スペースが有ります。(滝の先は林道となり、行き止まりです。)


ブルーベリー狩りを楽しめる河津ブルーベリーの里
ブルーベリー狩りを楽しめる河津ブルーベリーの里

夏限定「河津ブルーベリーの里」

2008年から観光農園としてオープンした「河津ブルーベリーの里」。この施設は、夏季限定で開園し、毎年多くの観光客で賑わいます。近年は、上佐ヶ野川近隣のキャンプ場や温泉地に宿泊し、毎年楽しむリピーターも増えてきました。広大な園内に植えられたブルーベリーの摘み取り体験ができるほか、カブトムシ狩りやヤギの放牧なども実施しています。訪れた子どもたちに人気なのが特製ブルーベリーのシロップをかけたカキ氷。是非一度ご賞味ください。

花咲く高原から海も望めます
花咲く高原から海も望めます

温泉と自然と美しい農村風景

河津町の東端、東伊豆町との境に位置する,温泉と高原の中の美しい農村風景を楽しめる中山間地域です。来訪者に気持ち良く過ごしていただけるよう、自発的に美しい景観保全に努めています。都市住民とのふれあいを大切に、感謝の気持ちを忘れず、地域の活性化に取り組んでいます。中山間の農村集落です。温州ミカン、ニューサマーオレンジなどを中心とした多種な柑橘やイチゴ、野菜などの栽培がおこなわれています。


温泉でゆったりと癒されます
温泉でゆったりと癒されます

伊豆見高入谷高原温泉

河津町の秘湯として訪れた人に喜ばれている源泉かけ流しの良質な温泉で、施設内では軽食・弁当や地場産品も販売されています。木造長屋式コテージ(1棟3室)も併設されており、格安で宿泊ができます。河津町の秘湯で高原のさわやかな空気を満喫してみてはいかがでしょうか。
毎年11月23日には「紅葉ふれあいまつり」を開催。イノシシ鍋のサービス、餅つき大会、地場野菜や加工品の販売などが行われています。販売ブースはスタート直後から大盛況です。地域住民の温かいもてなしと、、自然豊かな秋の一日を楽しむことができます。日頃温泉施設を利用している人々に感謝するとともに、広く地域の魅力を知ってもらい、都市住民との交流の場をひろげています。


地元ならではの美味しいものが並びます
地元ならではの美味しいものが並びます

人気の地場産品

伊豆見高入谷高原では、地域の新鮮な農作物や加工品を温泉の休憩施設の直売所で販売しています。直売所を設けることにより、荒廃農地の増加防止や遊休農地の利用につながっています。また、今後はコテージ宿泊者を対象にした農作業体験も計画されています。地場産品を地域農業の活性化につなげるべく、地元の活動は続いていきます。
柑橘類や地場野菜とともに、地元で手作りした田舎寿司、饅頭、おこわ、こんにゃくなどが人気です。
温泉施設内の販売ブースの他、紅葉ふれあいまつりなどで入手できます。季節の新鮮な野菜と、里山の素朴な味わいが堪能できます。

南伊豆町 日野のヒマワリ畑
夏はヒマワリ畑が広がります

元気な百姓パワーで地域を盛り上げます

日野地区の休耕地に毎年1~4月は菜の花、8月はひまわり畑が広がります。花は地元の皆さんが協力し、「元気な百姓祭」という活動で種まきをし育てています。
2月の「みなみの桜と菜の花まつり」では地元高校の吹奏楽部が「菜の花コンサート」を開催し、コンサート後には「菜の花結婚式」が行われ、新郎新婦の入場を生演奏で祝福します。
優しい黄色の絨毯の中で愛を誓いたいと、毎年、多数の応募がありますが挙式できるのは審査で選ばれた1組だけ。ラッキーなカップルの幸せいっぱいの結婚式を一般の方も一緒にお祝いすることができます。美しいロケーションの広がる花畑に是非、お出かけ下さい。
結婚式の応募など、詳しくは南伊豆町観光協会のホームページをご覧下さい。


道の駅下賀茂温泉 湯の花
南伊豆の採れたて新鮮が揃います

南伊豆の名産品が揃っています

農・海産物、林産物、加工品、工芸品等いろいろな物が集まる直売所。お店のすぐ隣に「手湯・足湯」があり、青野川を眺めながらのんびりくつろげます。12月には毎年恒例の『農産物 年末福引大会』、8月は「ところてんまつり」など、楽しいイベントで盛り上がります。毎月月末の日曜日に行われる「湯の花試食会」では野菜の栄養をたっぷり食べられる試食会を開催。参加無料・事前申込不要です。詳しくは農林水産物直売所 湯の花のホームページをご覧下さい。


日野の新鮮な野菜
元気な百姓達が作る、元気な野菜

地産地消が生き甲斐や後継者育成に

NPO法人「南伊豆湯の花」では、小中学校の食育や農業体験学習への支援活動を行っています。
農林水産物直売所「湯の花」で小学生が自分達で作ったお米を販売する体験なども行っています。その楽しさを体感し、将来、この地で美味しい農産物を作るきっかけになるかも知れません。また、地域の多くの人が出荷者となり、より品質の良い農作物を作ろうと生産者の生き甲斐にもつながり、まさに『元気な百姓達』が丹精こめた作物の生産、販売を行っています。

受験生におススメ「落ちない花」マーガレット
受験生におススメ「落ちない花」マーガレット

マーガレットの里「伊浜」

伊浜地区は南伊豆町の北西に位置し、人口三百人ほどの駿河湾に面した海沿いの集落。伊豆半島のなかでも温暖な土地で、「長寿の里」として知られています。
昭和47年に開通した南伊豆町と松崎町を結ぶ南伊豆道路(国道136号線)は「マーガレットライン」の愛称で親しまれています。名前の由来となったマーガレットは伊浜の特産品で、マーガレットを通した邑づくりが行われています。マーガレットはカナリア諸島原産のキク科の花です。JA伊豆太陽では、花が咲ききっても花びらが散らないことから、「マーガレットは落ちない花」として受験生向けにPRしています。
4月中旬から5月中旬にかけて観光花卉園「マーガレット狩り園」をオープン、一般開放されています。綺麗な海と花に囲まれた集落で、海水浴場もあり、冬から春にかけては太陽が水平線に沈み、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。


皆で協力して綺麗な海に!
皆で協力して綺麗な海に!

伊浜海中クリーン作戦

伊浜地区では、区の主催による海中クリーン作戦を開催しています。このイベントは、平成24年までNPO法人の主催により、数地区の持ち回りで開催されていました。伊浜区の主催となって第一回目の「海掃除2013」では、ダイバーやシーカヤックなど180名以上が参加しました。参加者は、波勝崎の海中や海浜を清掃し、約470㎏のゴミを集めました。メインはダイバーによる海中清掃ですが、海浜の清掃は当日受付をすれば誰でも参加が可能です。


長寿の里の守り神
長寿の里の守り神

伊豆国七福神と野猿公園

伊浜地区の近くには野猿とふれあうことができる波勝崎苑(はがちざきえん)があります。東日本最大の野猿公園として知られる、昭和32年に伊浜の肥田与平氏が餌付けに成功したことから始まった野猿の楽園です。現在300匹ほどの野猿が生息し、いろいろな表情やしぐさを見ることができます。
集落中腹の坂にある普照寺は、行基作とされる観音像を本尊とする寺です。伊豆国七福神巡拝の一つにもなっています。紙本墨書大般若経、わに口、梵鐘の3点は、県指定文化財となっています。

駿河湾を望む石部の棚田
石部の棚田は海や富士山が望めます

石部の棚田に行こうよ!

石部の棚田は東日本ではめずらしい、石積みの棚田が広がります。
その強固な造りは先人から託された、貴重な文化遺産でもあります。天気の良い日には駿河湾、南アルプス、富士山を望めることも。茅葺の水車小屋は懐かしい気持ちにさせてくれます。展望広場には展望台や駐車場を完備。車を降りてのんびりと棚田散歩をして、季節や時間で様々な表情を見せてくれる棚田を楽しんでください。
地元の人と一緒に、楽しく真面目に仲良く農作業をするオーナー会員・トラスト会員を募集しています。詳しくは石部棚田へ行こうよ!のホームページをご覧下さい。農業経験が無くても大丈夫。オーナー会員の方の中には、農作業のない日にふらっと田んぼの様子を見に来る人も。棚田はいつでもあなたを待っています。子供さんは、オタマジャクシやカエル、イモリ、トンボなどなど、大自然の生き物との出会いに夢中になります。


稲藁で作る石部のしめ縄教室
地元の名人の技を伝授!

ユニークな体験型イベント

石部の棚田では趣向を凝らした催しが盛りだくさんです。しめ縄作りや棚田に作られた特設ステージで石部音楽博覧会、蛍の観察会、そして作業服のコンテスト「タナコレ」(棚田コレクション)などなど。稲穂を守る案山子のコンテストでは、あまりの出来の良さに、地元のお母さんと間違えて案山子に挨拶をしちゃうなんていうことも。ユニークなイベントを一緒に楽しんでみませんか。イベントのスケジュールなど詳しくは石部棚田へ行こうよ!のホームページでチェックして下さい。


石部土産の百笑一喜
お酒からお饅頭まで、美味しくできています

健康食でもある、黒米・赤米

石部赤根田村百笑の里では駿河湾の潮風を受けながら育った黒米や赤米を使った特産品を開発・販売しています。赤や黒の色はアントシアニンやポリフェノールが豊富な証拠。百笑一喜焼酎、黒米パン、百笑一喜饅頭(赤米はこしあん、黒米はつぶしあん)のほか、茹で上がりがきれいな薄紫色になる黒米うどんも人気です。松崎町内のお店で販売されていて、お土産におすすめです。石部の味をお持ち帰りできます。


西伊豆町中のアロエの花
温暖な気候の下で咲くアロエの花

ハウスの中では愛らしいキンギョソウ

西伊豆町中地区のビニールハウスの中では、カーネーションやキンギョソウが栽培され、地域の特産品の一つになっています。キンギョソウは愛らしいフリルの様な花弁に、白・ピンク・紫など色とりどりで、花の少ない冬に全国に向けて出荷の最盛期を迎えます。
アロエの栽培も盛んで、12月頃にはオレンジ色の花が目を楽しませてくれます。冬でも温暖な西伊豆町ならではの風景が広がっています。


西伊豆町中地区の田園風景
ふるさとの美しい田園風景を守り継いでいます

昔ながらの美しい田園地帯を目指して

西伊豆町の地形は、山から続く傾斜地が海まで迫る地域が多い中、町内では珍しく比較的平坦な中地区は、貴重な水田地帯です。この水田地帯の水がめでもある、明治時代に作られた約2kmの用水路「大堰」があります。かつては大堰を管理することを目的に、「大堰組合」が組織されていました。高齢化や後継者不足等のため、平成18年頃に組合が解散したところ、管理が行き届かず、仁科川から流れ込む土砂などで水路の水質が悪化していきました。
貴重な水田風景を守るため、有志で平成24年5月に組織を復活し、現在では大堰水系を利用する耕作者・地域住民だけでなく、近隣地域の住民も協力し環境美化にも力を入れています。水路に溜まった泥を取り除いたり土用干しの作業など、昔ながらの美しい田園地帯を維持し次世代に残す活動に取り組んでいます。


駒形神社の神楽
古から続く厳かな御神楽

歴史・芸術・温泉・自然を満喫できます

中地区にある樹齢数百年を数える2本のビャクシンに守られている駒形神社。江戸時代唯一の輸送手段だった馬力馬、農耕馬の霊を祀っています。現在では農業の神様として親しまれ、毎年2月11日と11月2、3日には神楽が五穀豊穣を祈って奉納されます。獅子頭を2人で1頭をかつぎ「サガハリの舞」や鈴と幣束を持って1人で舞う「鈴の舞」など、古くから続く厳かな神事です。西伊豆町無形民俗文化財に指定されています。詳しくは西伊豆町のホームページをご覧下さい。
駒形神社から歩いてすぐの東福寺には大正時代に描かれた「五百羅漢」や、仁科川沿いの町営日帰り温泉施設「せせらぎの湯」、海へも2kmほどなど、見所・湯処が色々あります。のんびり中地区を散策してみませんか。

下多賀のだいだい畑
海を見下ろす高台に広がるだいだい畑

江戸時代から継承されるダイダイの産地

江戸時代の末期に熱海多賀に伝わったと言われているダイダイ。風待ち港として栄えた網代港に立ち寄った紀州の船乗り達が食べたダイダイの種を、守り育てて現在は日本一の産地となりました。
国道135号線「下多賀」の信号を入り、坂道を上っていくとダイダイ畑が広がります。橙畑越しに望む青い相模湾が美しい地域です。ダイダイの実は冬が過ぎても木から落ちず、年を越しても古い果実と新しい果実とが混在する事から「だいだい(代々)」と名付けられ、縁起の良い木として重宝されています。樹齢100年を越えるダイダイの木もあり、お正月のお飾りには欠かせません。
静岡県エコファーマー認定を受けた認定農家が、環境にも人にも優しいエコ橙を生産しています。


ダイダイを使った加工品
爽やかな香りと酸味で色々楽しめます

熱海の名産「だいだい」が熱海の味に

橙(だいだい)はそのまま食べると酸味が強いですが、香りはとても爽やかで果汁の風味も良いため、最近は地元の味として大変注目されています。香りがよく、酸味がきいて、魚や肉などの食材を引き立てる橙は、街中の飲食店でも活用したメニューが考案されており、2018年から提供されている「熱海だいだいサワー(熱海割り)」は、さっぱりとした後味が人気です。
地元の和洋菓子店でも、橙を使用した饅頭や大福、ダックワーズなどの商品が多数販売され、熱海ブランド(A-PLUS)に認定されるものもあるなど、土産物として好評を得ています。
さらにJAあいら伊豆農業協同組合では、昔ながらの郷土料理のだいだい寿司や料理の香り付けにも使える「だいだいぽんず あいら」、お鍋はもちろん肉料理などお好みに合わせてお楽しみいただける「エコだいだいぽんず」、さっぱりとした塩ベースの「塩ぽんず」などを取り扱っています。皆さんも熱海の農家が代々守り続けてきた伝統の橙の味をぜひご賞味ください。
熱海ブランドA-PLUSホームページ(リンク) JAあいら伊豆農業協同組合ホームページ(リンク)


熱海市の百八体流灯祭
かがり火が幻想的な「百八体流灯祭」

多賀地区長浜「百八体流灯祭」

多賀地域の長浜海岸では、8月16日にお盆の伝統行事、百八体流灯祭が行われます。約3kmにわたって、焚かれる200基ものかがり火が幻想的です。海岸からは400もの灯篭が流され、夜の水面に揺らめきます。また、「伊豆多賀海上花火大会・網代海上花火大会」が開催されます。日程など詳しい情報は熱海市のホームページをご覧ください。国道135号線沿いにある長浜海浜公園では、月に数回開催される「ながはま特設市」で地元の特産品が並びます。多目的トイレや駐車場も完備。海を眺めながら、多賀の美味しいものを、たくさん見つけて下さい。