平成27年度登録

坂部(牧之原市)
知事顕彰 平成28年度 知事顕彰受賞
一面青々としたレタス畑
一面青々としたレタス畑

空港から望む美しい自然の邑

牧之原市の北東部に位置し、明治時代に本間賢三により本間隧道(ずいどう)が整備され、古くから農業の活性化を図ってきました。
現在ではお茶やお米、レタスやみかん等様々な農作物が栽培されており、多くの水資源を活用した、田畑の発展が目覚ましい地域です。
平成21年には、富士山静岡空港が開港し、世界へ繋ぐ邑(むら)としても注目されています。

また、美しい環境資源として多くのホタルが生息し、毎年5月から6月頃にホタルの鑑賞会をおこなっています。
世界でも珍しい三種のホタル(ゲンジホタル、ヘイケホタル、ヒメホタル)を見ることができる貴重な里は、地域の方による生態系保全活動により守られています。


稲作体験の様子
稲作体験の様子

地域街づくりの推進

市の地域街づくり事業にいち早く取り組み、発展を目指して、Facebookによる坂部のPRをおこなっています。ゆるキャラ「さかべっち」も作成され、地域の活性化のため活躍しています。
また、榛原里山の会の取り組みで、地元の坂部小学校の生徒に環境の学習会を開催したり、田植え体験を開催したりと、地域の資源の大切さを教えています。


石雲院(牧之原市指定文化財)
石雲院(牧之原市指定文化財)

石雲院・展望デッキ・飛翔軒

「石雲院(せきうんいん)」は、勝間田城主から寺領を寄進され、康正元年(1455年)に創建されました。
勝間田氏の菩提寺(ぼだいじ)として、また今川氏、武田氏、徳川氏と、有力な大名に庇護され、全国に800を超える末寺を数える、由緒ある古寺です。
山門、総門、参道の丁石、龍門の滝の彫刻など、建築や彫刻技術に優れており、市の指定文化財になっています。緑深い山中にあり、散策するだけで心が洗われるような境内です。

また、石雲院展望デッキが静岡空港の隣接地にあり、展望デッキでは地元の有志の方たちが「飛翔軒」を運営しています。
売れ筋はその日の朝に採れた野菜で、新鮮さと値段の安さから、土・日曜限定営業にもかかわらず多くのリピーターがおり、土曜の朝には主婦らが列を作ることもあります。


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