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令和4年度 知事顕彰邑(3邑)
- 市町
- 伊豆市
- 邑の概要
- 伊豆半島のほぼ中央に位置し、天城連山や鉢窪山などの深い自然に囲まれる自然環境の豊かな地域。福祉事業所と連携しながら環境に配慮した麦ストローづくりの加工・販売や静岡大学、早稲田大学との連携による自然遊歩道の整備等を行っている。また、「道の駅天城越え」や「浄蓮の滝観光センター」とも連携し、地産地消のメニュー開発を行うなど、多様な主体と連携した邑づくりが行われている。
- 評価点
- 鉢窪山、天城山、浄蓮の滝、わさび田、棚田等の地域資源に非常に恵まれた地域であり、特にわさび田は世界農業遺産に認定されている。定年帰農者による「はちくぼ会」や若い世代の「かやの塾」に加え、静岡大学、早稲田大学、福祉事業所プラムなど、多様な主体との連携が広がっている。また、ライ麦ストローの加工販売は、環境に優しい農福連携事業として成果をあげている。
- 市町
- 藤枝市
- 邑の概要
- お茶や水稲を主体とした農業が営まれる中山間地域。大小の不動明王が祭られている滝ノ谷不動峡には、地元の彫刻家により磨崖仏が彫られ、秋にはもみじ祭りの開催など、行楽客の関心を集めている。30年以上前から有機無農薬の緑茶や紅茶の生産を行っており、国内外から栽培方法等に興味を持つ人材を受け入れ、研修を行っている。また、古民家を活用した田舎体験や一棟貸しの宿なども行っており、来訪者から好評を得ている。
- 評価点
- 地域の環境保全等を担う町内会に加え、イベント、広報活動の移住者グループSeetoyaなど、活動に幅のある団体の活動がうまくかみ合っている。30年以上有機茶栽培を続けている「人と農・自然をつなぐ会」は、国内外の農家、新規就農者へ栽培方法や知識を伝え、就農支援を行っている。さらに、古民家を活用した田舎体験や一棟貸しの宿を展開するなど、昔ながらの農山村風景になじむ農泊・飲食施設の事業化が進んでいる。
- 市町
- 磐田市
- 邑の概要
- 一級河川天竜川に架かる、かささぎ大橋東側に広がる平野部と磐田原台地西端ののどかな農村地域。昭和40~50年代のほ場整備事業により整備された農地が広がるほか、世界かんがい遺産へ申請している寺谷用水が地区の東側を流れている。平野部の水稲、磐田原台地のいわた茶のほか、市を代表する「いわたしろねぎ」の一大産地であり、岩田故郷の会が中心となり、学校、福祉施設と連携し、様々な活動を積極的に行っている。
- 評価点
- 水田、畑作農業が盛んであり、一面に美しい農村景観が広がっている。岩田故郷の会が中心となり、地域の景観・環境保全活動、小中学校生徒の農業体験、農福連携、各種イベントなどが開催され、地域住民を巻き込んだ邑づくりが行われている。また、新規就農者を含む若手・中堅へ農地の集積集約・規模拡大が進められており、高生産・高収益の農業が展開されている。